君はプロダクトを作っているか?
スタートアップに向いてるエンジニアの話
この前ある起業家とランチをしていた時に「スタートアップで採用したいエンジニア」っていうテーマの話になって、彼がしている面接(と言ってもほぼ雑談らしい)でしてる質問というのが、
ステップ1
起業家「自分でプロダクト作ってますか?」
その回答として考えられるパターンはいくつか考えられるんだけど、
エンジニア「いやー、忙しくて」
こういう人は即NGだそうです。
エンジニア「こういうの作ってます!」
これはOKで、プロダクトつくる視点はある。
ステップ2
起業家「それ自分で使ってます?」
エンジニア「いや、あんまり」
起業家「なんで?」
エンジニア「いやー、デザインが。。。」
これは黄信号。ユーザ視点を要教育。
ちなみにデザインとかは出来なきゃほかの人にやってもらえばいいよね?
全然恥ずかしがることはないよ!
これはなるほどなぁと思っていたんです。
で、そのすぐあとに「エンジニアのキャリアお悩み相談サロン #1」で自分でプロダクト作ってるエンジニアに出会いまして、
その彼は自分で作ってたプロダクトを「これは黒歴史です」って言いながらスゴイ恥ずかしそうに紹介してたんだけど、
実はスゴイいいサービスだったので全然恥ずかしいことではなくて、ここまで来てればその後ドンドン良くなるなぁと思ったんですよね。
僕の黒歴史
黒歴史で思い出したんですが、僕もいくつも黒歴史があってコードを書いたもの(アイデア思いついただけのものは除く)は以下です。
2011年
「unco2tter」 : T.M.RevolutionファンのためのTwitter連動楽曲投票サイト。Twitterでハッシュタグ付けてつぶやくとカウントされて、投票される仕組み。初めて人に使ってもらえて感動を覚えたサービス。Twitterは残ってた。
「mybroadcaster」 : Mashup Award 7に応募するために作ったサービス。好きなYoutube動画を再生タイミングを同期して、友達と一緒に見ながらチャットできるWebサービス。当時の僕はPHPしか書いたことなかったので、node.jsでハマりまくり満足なものが出来ず。でも初めて動いた時はめちゃくちゃ感動した。
2012年
「ノマド男子.com」 : ノマドをしてる人たちが繋がれるサービス。本リリースはしなかったものの、色々な意味でターニングポイントになったサービス。
「Webサービスカタログ」 : Webサービスの体験談を投稿するサービス。今で言うとProduct HuntとかService Safariとかかな。こちらは結局ブログになりました。今はドメイン切れたのでそのままにしてます。
「SoccerRanking」 : Jリーグ好きの人たちが、オフシーズンに次の年の順位を予想するためのサービス。世界展開したいなーと思ってたんだよなぁ。
「worldtravel」 : 旅好きの人たちが解像度の高い写真をアップするサービス。500pxとかFlickrとか見ててクオリティが高い画像をアップするサービスはかなり需要があると思ってて、旅と掛けあわせて旅行系のアフィリエイトで稼げるかな、と思った。未公開。
「fitgift」 : 年代・シチュエーションごとに誕生日や、クリスマスプレゼントのギフトを簡単に選んでAmazonで注文できるサービス。今調べたら楽天が特集ページを作ってた。こちらも未公開。
「Startup Everyday」 : スタートアップのアイデアを匿名で投稿できるサービス。herokuの勉強も兼ねて1日くらいで、エイ・ヤーで作りました。結構起業家とかVCの人に投稿してもらいました。今見ても結構面白いアイデアの種が入ってるので、これは!と思うのがあったらドンドン作ってみたらいいと思うんですよね。
キッカケはノマド男子.com
作ったのは2012年頭くらいなんですが、Google Drive漁ってみたらこんな企画書が出てきました。
これをmovidaイトケンさんにエレベータピッチしたり、インキュベイト和田さんにピッチして「これ誰使うんすか?」とか「市場規模は?」って言われたのをよく覚えています。
もうドメインも切れたしサーバ落としちゃったんで見れないんですが、Webで残骸めいたものを発見するとめっちゃ恥ずかしくなります。
事前登録用サイトをリリースしました! 登録、お待ちしています。 | ノマド男子.com - 自分に近いノマド男子を見つけるサービス。 http://t.co/XSdBtHyy @hassy0607さんから
— nomaddanshi (@nomaddanshi) 2012, 2月 19
コーヒーミーティングより。
でもどんどん作ったらいいと思うんですよ!
今思えば我ながらどうしようもないサービスだなぁ、って思うんですけどこれはこれでよかったんです。なぜなら、
- 自分が欲しいサービスを本気で作っていた。
- ユーザヒアリングもしてて、一応ユーザのことを考えていた。
実はこういうサービスの話を会った方にしまくっていたら、色んな方を紹介してもらったり、スタートアップの集まりに呼んでもらったりして今に繋がってるのでとても意味があったんです。
なので、作れる人はどんどん作って、発信しちゃおうね!という話でした。