30歳からのスタートアップ

ペライチ代表 橋田一秀のブログ

君はプロダクトを作っているか?

スタートアップに向いてるエンジニアの話

この前ある起業家とランチをしていた時に「スタートアップで採用したいエンジニア」っていうテーマの話になって、彼がしている面接(と言ってもほぼ雑談らしい)でしてる質問というのが、

ステップ1

起業家「自分でプロダクト作ってますか?」

その回答として考えられるパターンはいくつか考えられるんだけど、

エンジニア「いやー、忙しくて」

こういう人は即NGだそうです。

エンジニア「こういうの作ってます!」

これはOKで、プロダクトつくる視点はある。

ステップ2

続きを読む

それぞれのライフステージで取れるリスクとチャレンジできること、またそのタイミングと準備

 

エンジニア必見!『エンジニアのキャリアを考える』勉強会 第六弾 #3

こんにちは、橋田です。先週書き起こした内容の続きです。今回は独立を考えた時に取れるリスクの話です。やってみた人は極論なんとかなる、という考え方が多かったですね。

長くて読む時間がない!という方は太字の部分だけ追ってみてください!それではどうぞ!

こちらのイベントです。登場人物をおさらいします。

10904603_492282037577742_5128021266755748360_o

 

# パネラー

菊本 久寿 (株式会社StartupTechnology 代表取締役社長)
SIerなどを経てngi group(現ユナイテッド) 技術部部長に就任し、アドテク関連サービス立ち上げを行う。その後フリーランスやスタートアップにジョインし、スタートアップの開発支援を行い、2014年10月株式会社StartupTechnologyを設立

小山田 浩 (フリーランス(エンジニア・Webエンジニア向けパーソナルコーチ))
フリーターを2年経験した後に派遣でIT系にシフト。外資系企業でWindows系インフラの業務やPMを6年経験。人材会社に転職して初の正社員。Web系な人を対象にキャリアコンサルタントを7年経験。過去の色々な経験を活かしたい気持ちから昨年からフリーランスになる。

齋藤 和也 (株式会社スマートアルゴリズム 代表取締役)
フリーランスとして2年ほど、Webサービススマートフォンアプリの開発を中心に活動。アジャイル開発・保守性の高い設計を得意とする。会社員時代は研究用ソフトウェアの開発に従事しており、ビッグデータテキストマイニングといった分野にも明るい。2015年1月、株式会社スマートアルゴリズムを設立。

# モデレーター

橋田 一秀 (株式会社ホットスタートアップ 代表取締役)
新卒でNTTデータに入社後、ベンチャー企業の株式会社うるるへの転職を経て2014年4月起業。
現在はランディングページを簡単に作れるツール、ペライチを開発中。

エンジニア必見!『エンジニアのキャリアを考える』勉強会 第六弾 (7)

---- 3個目のテーマ「それぞれのライフステージで取れるリスクとチャレンジできること、またそのタイミングと準備」

橋田:これ、今ちょっとありましたけど、ライフステージの話ですけど、要は、独身でやりますっていうパターンと、菊本さんとかみたいに、お子さんもいて住宅ローンもあって太陽光発電の設備とか買っちゃってるしどうしようみたいな人もいますと。それぞれ取れるリスク違うと思うんですよね。なので、どういうリスク、どこまで取れて、何がチャレンジできて、そのタイミング準備、エイヤの人もいますけど、何ができるのかなというところは、結構気になってると思いますので、聞いていきたいと思います。流れで齋藤さんから。独身だから、とりあえず独身の方。やっぱり半分ぐらいですね。どうでしょう。何を気をつけたらいいですか。

齋藤:そうだな。独立してから特に思うことなんですけど、リスクなんかないです。あの、特にエンジニアの場合はそうなんですけど。いわゆる売り手市場

続きを読む

フリーランスの方が自らの活動の中で、面白い仕事/会社に出会うためにしている工夫

 

エンジニア必見!『エンジニアのキャリアを考える』勉強会 第六弾 #2

こんにちは、橋田です。先週書き起こした内容の続きです。今回は面白い仕事に出会うための工夫の話です。お楽しみください!

こちらのイベントです。登場人物をおさらいします。

10965059_763181240403418_1856050945_o

# パネラー

菊本 久寿 (株式会社StartupTechnology 代表取締役社長)
SIerなどを経てngi group(現ユナイテッド) 技術部部長に就任し、アドテク関連サービス立ち上げを行う。その後フリーランスやスタートアップにジョインし、スタートアップの開発支援を行い、2014年10月株式会社StartupTechnologyを設立

小山田 浩 (フリーランス(エンジニア・Webエンジニア向けパーソナルコーチ))
フリーターを2年経験した後に派遣でIT系にシフト。外資系企業でWindows系インフラの業務やPMを6年経験。人材会社に転職して初の正社員。Web系な人を対象にキャリアコンサルタントを7年経験。過去の色々な経験を活かしたい気持ちから昨年からフリーランスになる。

齋藤 和也 (株式会社スマートアルゴリズム 代表取締役)
フリーランスとして2年ほど、Webサービススマートフォンアプリの開発を中心に活動。アジャイル開発・保守性の高い設計を得意とする。会社員時代は研究用ソフトウェアの開発に従事しており、ビッグデータテキストマイニングといった分野にも明るい。2015年1月、株式会社スマートアルゴリズムを設立。

# モデレーター

橋田 一秀 (株式会社ホットスタートアップ 代表取締役)
新卒でNTTデータに入社後、ベンチャー企業の株式会社うるるへの転職を経て2014年4月起業。
現在はランディングページを簡単に作れるツール、ペライチを開発中。

 

---- 2個目のテーマ「自らの活動の中で、面白い仕事/会社に出会うためにしている工夫。」

 エンジニア必見!『エンジニアのキャリアを考える』勉強会 第六弾 (6)

橋田:順番にいきましょうかね。次、これですね。自らの活動の中で、面白い仕事・会社に出会うためにしている工夫。準備とか会社員時代にクラウドワークスの吉田さんに会ってましたみたいな話とかも出たんで、そこら辺から菊本さん、聞かせていただけないでしょうか。どういう準備を。多分、準備をしてたから起業したわけではないと思うんです。会社飛び出したわけじゃないと思うんですけど。

菊本:そうですね、もう1つきっかけとして、1個あったのが、丁度そのとき、Mashup Awardがやってたんですね。で、そこのエイト(8回目)で、僕が丁度そこで「シャチクのミカタ」っていうですね、フェイスブックの上司に自動でいいねするっていうサービスを作っていたんですね。でそれが結構上のエントリーに結構いって、そういうのであったりとか。

橋田:こちらです。

菊本:もう死んでるサービスなんですけど。

橋田:でも、ドメイン残してるんですね。

菊本:はい。一応、そっと復活させたいなと思ってるんで。

橋田:終了してるみたいです。

菊本:ちょうどこのサービスでばーっと出てきたりとか。あとは、これで上手く自分の名前とかをですね、売って、イベントとか行きまくってたんですね。その当時。

橋田:どういうイベントですか。こういうのとかですかね。エンジニア向けとか。

菊本:こういうのから、起業家さん向けのエンジニアが来ないようなイベントですね。とか、あと、コンテスト系とか。ていうのに結構行きまくってて。で、紹介された人には絶対会うとか。とにかく人に会うっていうことをしたんですね。僕が最初始めたのが、スタートアップさん最初が、ココナラさん、Rettyさん、Cytaさんとか、割といけてる系の。あと、reluxの篠塚さんとかあの辺の方とか会ったりとかしてたんですけど。基本的に、1人、2人行くと、その人まで紹介されたりするので。ココナラさんは最初、東京デザイナーズウィークに遊びに行って。

橋田:2012年ですね。

菊本:そうですね。で、新明さん(ココナラの共同創業者)に会って、今度遊びに来てくださいよって言って、週1でやりますっていう感じです。そのあと、ココナラの紹介。あと、Rettyは武田さんは元々同僚だったんで、それで行って。で武田さんに、Meetripの貴山さんっていう人を紹介してもらって。そこで、一緒にやっているCytaの有安さんを紹介してもらったんですね。

橋田:そういう数珠つなぎでいきますね。

菊本:そうですね。前職がやっぱり同僚とかが起業している人が結構いたので、色んな方に会いに行って、こんなことやろうと思っているんですって言って、どんどんどんどん繋がっていく感じですね。

橋田:とにかく、一言で言うと、とにかく人に会う

菊本:人に会うっていうことですね。

橋田:どんどん紹介してもらう。

菊本:そうですね。あと、ちょっと前なんですけど、コーヒーミーティングで、毎週火曜日のランチを全部空けてたんですね。これ、ポイントが、スタートアップさんに会うんであれば、開発に困ってる起業家の皆さんみたいな感じで募集をかける。そうすると、間違いなく困っているので、来ます。

(笑い)


橋田:皆、めっちゃ困ってるんじゃない。

菊本:だから、それを3ヶ月ぐらいかな、3、4ヶ月、毎週空けてたんですけど、100%埋まりましたよ。

橋田:なるほど。これが実際にやったミーティングですね。こんな感じ。

菊本:最近やれてないんですけど。

橋田:この辺ですか。

菊本:そうですね。採用にお困りの方、お話します、という感じです。

橋田:コーヒーミーティングっていう、簡単にフェイスブックログインで簡単に人に出会えるサービスがあるんですけど、ここで、ランチミーティングしましょう、スタートアップの技術やエンジニア採用でお困りの方お話聞きます、みたいな感じでやると、どんどん来ると。

菊本:はい。それで全部埋まりました。

橋田:素晴らしい。こんな感じなんですね。

菊本:そうですね。これでも結構、これでお会いした方の紹介とかで、今お仕事もらったりとかっていうのがあるので、基本、やっぱりなるべく人に会うっていうことですね。本当に、僕、仕事100%フェイスブックからなんですよ。受けるの。100%経由で、しかも、インバウンドなんですよ。絶対。という感じなので、やっぱり人のつながりとか、フェイスブックの友達をKPIにするとかそんな感じにするといいんじゃないでしょうか。

橋田:それ、分かりやすい数字が出てきましたけれども。そういう意味では、僕も有限Laboをやったときにノリで菊本さんとランチミーティングして、それでちょっといいアドバイスもらって、そこから色々発展したこともあったので。色々出会えるチャンスはありますね。

菊本:自分がそれで話すことで、モヤモヤっとすることが、自分の口から出ることで結構形になったりするので。それはいいなと思って。なるべく僕は飲み会は断らないというスタンスでやっています。

橋田:体重とトレードオフという話があったと思うんですけど。前に。分かりました。続いて小山田さん、お願いします。多分、小山田さんはさっきちょっと話に出た、会社員時代にしてた準備、準備は次に出てくるんですけど、工夫、色んな人と会うのもそうだし、僕から見ると、趣味でコードを書きまくってアプリとか出しまくってる、ブログも書いてる、みたいなところが、やってたことなのかなと思うんですけど。どういうふうに意識して、面白い仕事に出会うための工夫、今の工夫でもいいんですけど。多分、会社員の方が多いので、どっちかというと、会社員時代にやっていたことをお話された方が、刺さるかなとは思いますね。

小山田: ありがとうございます。先ず、自分を印象付けることを、割と意識していて。というのは、前職の人材系のエージェントにいたので、こういう感じで司会もやって、人材系の人間なので、通常はやっぱり嫌がられる立場なんですよね。皆、エンジニア専門の会社だったので、エージェントの人間って、皆嫌がると思うんですけど、そのときに、自分を印象付けるためにも、それも狙っていて、趣味も兼ねてアプリを作っていたんですね。そうすると、懇親会とかしゃべるときに、実はこんな作っていてって、毎回こうネタで見せてたんですけど、大体皆、驚かれるんですよ。

橋田:え、人材の人じゃないんですか?みたいな。

小山田:しかも結構頑張って、パフォーマンス意識して作ってたんで、割とさくさく作ってたんで。アプリ2つリリースしているんですけど、そのパフォーマンスを意識して更新とかしていたので、というのをやっていたので、そういうので、あ、ちょっと違う人なんだなっていうのを、結構、そこは意識してやってましたね。後は、これは多分自分の経験上、自分の経験しかできない気がするんですけど、私、結構人とずっと仕事上会ってるので、多分、1500名とか人と会っているんですよ。それだけ人とあっていると、大体最初の第一印象で、この人こういう人だ、なんで分かることが大体あって。それを突き詰めていくと、ちょっと怖い話なんですけど、メールのやりとりで大体分かっちゃうんですよ。

橋田:すげえ。

小山田:使ってる言葉遣いとか、あとこっちの出したことに対するレスポンスの頻度とか、そういうところで相手の人となりが大体分かるということがあって。こういうところで会いました、こうやり取りします、その後のレスポンスを見ていて、あ、この人は多分微妙だなっていうのが出てくるので、そこはやっぱり、こちら側も積極的に語りかけない。だから、人と会うのは大事だと思うんですけど、結構、そのフィルタリングを意識してやるっていうのはやっていましたね。そうしないと、やっぱり、無限につながっていっても、顔と名前が一致しないし、後、この人重要な人だなとか、そこは自分で意識してやっていかないと、皆等しくは絶対できないと思うんで。そこは結構昔からやっていますね。

橋田:今、2つのお話聞いて思うんですけど、やっぱり、圧倒的に量なんですよね。人と出会う量が半端なく多いとか、あとは、趣味の時間でも、コードを書く量がすごい多いとか。この話、小山田さん紹介するときいつもするんですけど、その前職会社員のときに、要は転職エージェント的なことをやられていたときに、本職はそれなんですけど、フェイスブックに投稿される画像がいつもベローチェで。ベローチェでしたっけ。

小山田:スタバとか。

橋田:スタバとかでモクモクしてる画像なんですよ。この人、本業何だっけ、みたいな。それぐらい、印象付けられているわけですね。要は、コード、自分のMacとコーヒーの写真がすごく出てくるんですけど、空いてる時間で書いてますみたいなところがすごく印象としては強くて。あれ、本業何だっけ、みたいな。というところはすごくあったんで、実際、そういうところは意識されてたのかなというふうに僕が見てもやってました。やっぱり、量ですね。齋藤さん、最後、どうでしょう。会社員時代、何かやってました?

齋藤:えっとですね、会社員の頃は、あまり動いてはいなかったですね。

橋田:その、先ほどの話で、レバレジーズ(レバテックフリーランス )的なところに登録して仕事やり始めて、の話ですかね。

齋藤:やり始めてからの話で、多分あんまり聞かないのは、普通、常駐型のお仕事って、フルで使うんです。週を。

橋田:そうですよね。週5フルで常駐みたいな。

齋藤:ということがすごい多いんですけど。私は4日しか常駐はしてなかったんです

橋田:4日だけ常駐の案件を選んでたということなんですか。

齋藤:そうですね。その案件を選んで、運よくそこに入れて、週4日は普通に通ってたんですけど、残り1日平日が残る。その日に人に会ったり。例えばこことか、ワーキングスペースとか色んな交流会、勉強会に顔を出して、人に会っていったっていうところですね。

齋藤:で、さっき、菊本さん、飲み会に誘われたら断らないっていう話があって、そこで結構、私特有の事情があって。私、お酒が飲めないんですね、全く。でも、飲み会には行く。今どき、強要する人っていないんで。ドラマみたいなのいないんで。特にこういうインターネット界隈にはいないんで。そういうとこは別にお酒が飲めなくても弱くても、雰囲気が苦手だったらどうしようもないですけど、雰囲気に耐えられるとか、雰囲気は別に好きだとかだったら、そういうふうに顔を出して、仕事の話だけじゃない、プライベートの話とかもしていくと、仕事の話だけをしているよりは、親密度は上がるかなとは思います。

橋田:そうですね。やっぱり、そういう、例えばフリーランスでやってる人たちの集まりとか飲み会とか、さっき、孤独になっちゃうみたいな話あったと思うんですけど。小山田さんのなかから。だから、そういう、横のつながりを増やしていって、例えばそこで友達になっておくと、仕事が来るかもしれないみたいな話ありますよね。

齋藤:そうですね。

橋田:特に意識されていたのは、週4は仕事して、残りの1日、もしくは土日も含めて、時間を作って、いわゆる、多分、投資のための時間だと思うんですけど。お金を稼ぐための時間じゃなくて、時間を空けることによって、隙間を作ることによって新しい要素が増えていくと。

齋藤:そうですね。また、そこで、特有の話し、というかこの3人の中で特有なんですけど、週4日だとしても、生活に困らないんです。

橋田:生活コストを抑えればよいと。

齋藤:無理して抑えなくても、そもそも。

橋田:貧乏生活はしなくてもいいんだけど、普通にやってても。

齋藤:普通にやってもむしろ貯まっていくほうなので。そこは利用した方がいいと思います。独身の方も半分ぐらいいらっしゃったみたいなので。

橋田:そうですね。必要以上に稼ぐ必要はないかなと。それだったら、ちゃんとその分時間を空けて、将来の投資に使った方がいいんじゃないかっていう考え方ですね。ありがとうございます。質問とかあれば、どんどん言ってください。大丈夫ですか。無ければ進めますね。次の話いきましょう。

---「それぞれのライフステージで取れるリスクとチャレンジできること、またそのタイミングと準備」につづく

フリーランスを始める時に不安なポイントとその解消法

エンジニア必見!『エンジニアのキャリアを考える』勉強会 第六弾 #1

こんにちは、橋田です。先週のイベントがとても良かったので、書き起こしてみました。長いので何回かに分けて載せますね。じっくりご覧ください!

こちらのイベントです。登場人物は

# パネラー

菊本 久寿 (株式会社StartupTechnology 代表取締役社長)
SIerなどを経てngi group(現ユナイテッド) 技術部部長に就任し、アドテク関連サービス立ち上げを行う。その後フリーランスやスタートアップにジョインし、スタートアップの開発支援を行い、2014年10月株式会社StartupTechnologyを設立

小山田 浩 (フリーランス(エンジニア・Webエンジニア向けパーソナルコーチ))
フリーターを2年経験した後に派遣でIT系にシフト。外資系企業でWindows系インフラの業務やPMを6年経験。人材会社に転職して初の正社員。Web系な人を対象にキャリアコンサルタントを7年経験。過去の色々な経験を活かしたい気持ちから昨年からフリーランスになる。

齋藤 和也 (株式会社スマートアルゴリズム 代表取締役)
フリーランスとして2年ほど、Webサービススマートフォンアプリの開発を中心に活動。アジャイル開発・保守性の高い設計を得意とする。会社員時代は研究用ソフトウェアの開発に従事しており、ビッグデータテキストマイニングといった分野にも明るい。2015年1月、株式会社スマートアルゴリズムを設立。

# モデレーター

橋田 一秀 (株式会社ホットスタートアップ 代表取締役)
新卒でNTTデータに入社後、ベンチャー企業の株式会社うるるへの転職を経て2014年4月起業。
現在はランディングページを簡単に作れるツール、ペライチを開発中。

# 会場のコワーキングスペース茅場町Co-Edoのオーナー

田中 弘治

# フードスポンサー

田村 健太郎 (株式会社モバキッズ代表取締役社長)
有料会員制のオンラインサロン・プラットフォーム、Synapseを運営

 

-----フードスポンサーのSynapseたむけんさんからサービス説明とエンジニア募集について。

DSC_5254

田村:12年4月ぐらいからやって、なかなか伸びなかったんですけど、結構伸びてきたので、ちょっとメンバーを増やしたいなと思っているところです。今、サロンの数は50個くらいあって、1800万ぐらい流通額、これ、月次であるんですけど、メンバーが4人いまして、僕だけ開発で、残り3人が営業のメンバーという感じでやっています。なので、日々、営業メンバー3人がこれを変えて、これ変えてくれというのを僕に投げるんですけども、僕が手一杯で死んでるみたいな感じでやってまして。是非誰か助けてくれないかなと思ってるところでございます。

何したいかなということで言うと、少人数ですごい刺さるようなコンテンツがネット上で買えるようにしたいなと思っています。今、ブログとかオンラインのコンテンツ色々あると思うんですけども、無料でやろうとすると、どうしてもページビュー稼がなきゃっていって釣りサイト作ったりとか、ちょっとえげつないことして、しょうもない情報をいかに良く見せるかみたいなところの勝負になってると思うんですけども、そうじゃなくて、沢山の人には受けないかもしれないけど、少人数の人にはすごく刺さるような、すごく役に立つようなコンテンツがちゃんと流通できるようにしましょう。そのためには実はコミュニティって有料のコミュニティって結構良かったよねっていうのが、僕らの考え方です。

更に言うと、ここでコンテンツで稼いで、より自由に働いていただく。例えば、うちでサロンを開いていただいたはあちゅうさんっていう人は、これで稼ぐようになってから会社を辞めて、本来やりたかった作家業のほうに専念するように独立したんですけれども。そういう事例を増やしたいなと思っています。好きなことでちゃんと稼げるようにする、youtuberだとトップの人しか稼げないですけども、そうじゃなくても、より幅広い人に稼いでいただけるようにしたいなと思っています。

今、アプリ作ってまして、こちらのほうに移行しようかなというふうに思っているところです。現状、ブラウザベースなんですけども、アプリの中で全部コミュニティの中が見れるようにして、近いうちにフェイスブックではなくて独自のプラットフォームに移行していくような形を目指しています。なので、その先のお話としては、そういう情報流通者、流通前にはメンバーが、あれやりましょう、これやりましょうって言って、がんがん言ってやっているんですけども、そういうところの自動化、良いコンテンツを出していくにあたってのアシストを機械的にやっていくところをやりたいなと思っています。

その辺の話は話がややこしく長くなるので、後ほど、最後に懇親かあるんでしたっけ、是非お話させて頂ければなと思っています。今、こんな感じの怪しいオフィスでやってまして。怪しい画像しかなかったんですけど。飲み会の写真しかなかったのであれなんですけど。東新宿で大体この半分ぐらいですかね、の所でやってまして。是非遊びに来ていただければなと思っています。場所柄、サムギョプサル屋しかなくてですね。怪しい環境になっているので。是非肉を食べに来ていただければ楽しいなと思っています。

橋田:食べに行っていいんすか。

田村:是非是非。お昼から焼いちゃう感じ。最近ニクリーチとかよく言いますけども、うちの肉は豚肉でということで。サムギョプサルで。という感じで、僕自身、エンジニアとして引き続きコードを書いていきたいなというところも含めてここにいるので、是非絡んでいただけるとうれしいなと思います。以上で、ありがとうございました。

橋田:ありがとうございます。僕も、たむけんさんとはもう、2年以上お付き合いあるんですけど、苦しかったですね。

田村:厳しかったですね。死にかけましたよ。

橋田:死にかけ、具体的な数字まで細かく知りませんでしたけど、最初、苦労してるなと思っていて。

田村:プロミス先生の役に立っていただいて。

橋田:リアルな。スタートアップの。

田村:でも、もう大丈夫です。

橋田:もう大丈夫。あと、毎回言っているんですけど、今日話す内容で、オフレコのがあったら、登壇者から、これオフレコでとかノーソーシャルでとか言ってもらうので、決してtwitterとかにつぶやかないでください。たむけんさんが××××とかつぶやいちゃだめです。そういう訳で、そういう、ここでしか聞けないような話とかも僕もどんどん引き出していきたいと思いますし、皆さんからどんどん、込み入った質問とかどんどん出していただければ、登壇者の方が言ってくれますよね、色々。ノーソーシャルで。お約束いただければ、どんどんしゃべりますんで。というわけで、始めていきたいなと思っています。ちょっと準備時間かかりますんで、お待ちください。

DSC_5249

橋田:その間、後から来た方、こちら、今日のトークテーマ貼ってますんで、まだここ、一人3票だけ投票できますんで、こちらに投票できますんで、投票してない方いらっしゃいましたら、一人3票投票できますんで、書いてください。たむけんさんの会社、どんな人募集しているんですか、今。

田村:今ですね、主にアプリ側のエンジニアとサーバ側。サーバは、うち、Cakeなので、Cakeのエンジニアって感じですね。

橋田:まさに。ここはCakePHPの聖地ですから。

田中:ですよね。今、ツーカーな感じでしたよね。

橋田:この会話絶対でるかなと思って。

田村:Cake1.3から3に移行する作業を今やって。

橋田:一気に3いっちゃいますか。

田中:2系をどんとすっ飛ばしてね。

橋田:因みに3はまだオフィシャルリリースにはなってないですからね。オフィシャル版には。

田村:なってないです。だから、どうしようかなっていう感じ。

橋田:今ちょっと、迷いどころですよね。大体、今、RC1、2、どっちでしたっけ。1までいきましたね。多分この後RC2が出て、リリースみたいな。

田中:そうですね。来週の月曜日に、ここでもくもく会をやるんで、そのタイミングで2が出るんです。

橋田:ジンクスがあるんですよね。うちなんか、CakePHPの勉強会をよく開催している人がいるんですけど、そのもくもく会っていう勉強会みたいなかたちでやっているんですけど、それがある日に、大体、出るんですよね。新しいバージョンがね。特に連携とかしてないですけど。奇跡的に新しいバージョンがリリースされるっていう。

田中:コアチームここウォッチしているんですよ。

橋田:絶対ウォッチしてますね。コアチームの人が、外国の人たちなんですけど、メッセージくれましたからね。

田中:そうですね。ビデオレター。

橋田:ビデオレターくれたりしてるんで。本当にここはもう、聖地って言ったもん勝ちだみたいな感じが。これ、オフィシャルに認められてるんじゃないかな、そろそろ、みたいな。

田中:勘違いしてますよ、僕は。

橋田:僕は勘違いしてます。なので、そう言ったもん勝ちみたいな話も、さっきちょろっと菊本さんから聞こえてきたんですけども、肩書きは言ったもん勝ちみたいな話ですね。あると思うので、そういう話もどんどん引き出せたらと思います。では、始めていきましょうかね。

-----パネラーの自己紹介

橋田:先に、私の自己紹介と、登壇者の紹介をしていきたいと思います。先ず、パネラーの方、3名いらっしゃいます。手前から、菊本さんです。簡単に自己紹介お願いできますか。

エンジニア必見!『エンジニアのキャリアを考える』勉強会 第六弾 (1)

菊本:よろしくお願いします。菊本です。去年の10月に株式会社スタートアップテクノロジーという会社を起業しまして、それまではスタートアップの事業やったりフリーランスやったりアドテクやったりという感じですね。なので、一通り色んな働き方をしているので、その辺で色々お話できればなと思います。よろしくお願いします。

橋田:よろしくお願いします。続いて、小山田さん、お願いします。

エンジニア必見!『エンジニアのキャリアを考える』勉強会 第六弾

小山田:小山田と申します。よろしくお願いします。普段、私、こっち側に立って、トークイベントの司会をする側が多いんですけど、今回、しゃべる側で、ちょっと新鮮な感じなんですが、経験はですね、ここに書いてある通りなんですけども、働き方という話があったので。フリーターをして、派遣をして、その後契約社員をして、正社員をして、今、フリーランスになっているので、働き方という意味では、全制覇していて、後は、会社を作れば、大体世の中の働き方を制覇できるなと思っているので。それは考えてもないんですけど、そんなこともできたらいいなと思っています。話はまた後ほど、細かいところはしていきますので、よろしくお願いします。

橋田:よろしくお願いします。続いて、齋藤さんお願いします。

エンジニア必見!『エンジニアのキャリアを考える』勉強会 第六弾 (2)

齋藤:齋藤と申します。よろしくお願いします。概ね書いてある通りなんですけど、前のお2人と違うのは、あまり多くのキャリアを経験した訳じゃないというのと、多分一番大きいのは、結婚してないし、子供もいない。

橋田:はい。そこが違うと思います。

齋藤:この3人で私だけなので。同じ年代、私、26なんですけど、10代の方とかに向けた話はすごいできるかもなとは思っています。

橋田:はい。そこら辺、楽しみにしています。

齋藤:よろしくお願いします。

橋田:よろしくお願いします。続いて、簡単に私の説明を。橋田と申します。よろしくお願いします。ここで、ここを仕事場にしているのと、ここでイベントをよくやっています。というのがざっくりした自己紹介になっています。ホットスタートアップっていう会社をやっていまして。新卒で最初大きい会社に入って、次ベンチャーに転職して、起業みたいな流れです。今年で32になります。今、ペライチっていうサービスを作っていまして、2月末ぐらいにローンチする予定なんで、それはそれでよろしくお願いしますと。

あと、ブログが、30歳からのスタートアップっていうのやっているんで、もし、このイベントを通じて興味を持ってもらえたら、ちょっと見ていただけるとうれしいかなと思います。では、紹介はそんなところにしまして、今日のテーマなんですけれども、エンジニアのキャリアを考えるというテーマ、一応、第六弾と書いてあるのは、色んな方とコラボしましてやってきています。これ、結構やっぱり、人気のテーマで、募集すると結構人が埋まってくるスピード速くなったなというふうに思ってまして、それだけ皆さん、エンジニアとして、どういうふうにキャリアを積んでいけばいいか、その選択肢について、どういう準備をすればいいかについて、めちゃくちゃ興味があるんじゃないかというふうに感じています。

今日なんですが、試みとしてこれやっているんですけど、今日、トークするテーマ、これ、内容は殆どDoorkeeperの募集のページに書いてあった内容そのままなんですけど、何聞きたいのかなというのを確認させていただきました。それと、これの中で、多かったものから取り上げていこうかなというふうに思っているのと、それから、皆さんの属性についてちょっと知りたいので、菊本さん、フリーランス、会社員、起業家・会社経営、その3つですね。フリーランスが、会社勤めされてるか、自分で起業しているか、その他、あれば、聞かせてください。手を挙げていただいていいですか。先ず。私、フリーランスですっていう方。1人、2人。2名様。じゃ、会社勤めされてますっていう方。圧倒的に多いですね。半分くらい。じゃ、会社経営したりしてます。1、2、3、4、5、6ですね。その他。どんな感じなんですか。

オーディエンスAさん:会社辞めたてほやほや。

橋田:じゃ、何でしょう、どこにも属さない感じで。

オーディエンスBさん:私も同じで。

橋田:すごい、ドンピシャなタイミングですよ。今。分かりました。菊本さん、大丈夫ですかね。こんな感じで。会社員の方が圧倒的に多いという感じですね。それで、皆さんが気になるテーマなんですけども、これ一応、流れを考えて順番作っているんですが、多かったのが、この辺ですね。フリーランスを始める時に不安なポイントとその解消法。やっぱり会社員の方多いんで、経験されてない方が多いんで、どうやって始めるのか。何、不安だよ、どうしたらいいのかみたいなところが知りたいと。あとは、自らの活動の中で、面白い仕事・会社に出会うためにしている工夫。これは会社員・フリーランスあんまり関係ないと思っていて、僕も会社員時代に色んな出会いがあって、結局こういうことになってるんで、それを見付けるための工夫ですね。で、3つ目がこれですね。それぞれのライフステージでとれるリスクとチャレンジできること、また、その準備。最後に斎藤さんが言っていた話なんですけど、斎藤さんは26歳で、独身です。残りのお二方は、30代、お子さんいらっしゃる。

小山田:40代。

橋田:40代。40なりましたっけ。済みません。今年が後厄です。30代、40代でお子さんいらっしゃるという状況です。なので、どのタイミングで、例えば会社を辞めてフリーになったかとかというのも、これから聞いていきたいと思います。その次に多かったのはこれですね。何をゴールとするのか。それをどうやって発見するか。多分、これとちょっと近いんですよ。これもちょっと票を集めているんですけど、何のためにフリーランスになるかとか、何をゴールにするかみたいなのが、その次に聞きたい内容です。会社員経験の話は、皆やっているんで、あんまり興味ないみたいです。スタートアップの話は、ちょっと興味あるみたいです。質問に関しては、流れに合うものであったら、その場で挙手いただいても構わないですし、後ほどお時間を取って、もしくは個別に聞いていただくかたちになりますので、よろしくお願いします。

 

---- 最初のテーマは「フリーランスを始める時に不安なポイントとその解消法」

どれくらい貯金を準備していたか、メンタル面でどういう不安があるのかが語られます。

エンジニア必見!『エンジニアのキャリアを考える』勉強会 第六弾 (4)

橋田:では、始めていきましょう。じゃ、1個目いきましょうか。これ、多分、全部やってると時間なくなっちゃうんですよね。なので、聞きたいところからどんどん掘り下げていきます。ず、1個目のテーマ、こちらです。フリーランス始める時に不安なポイントとその解消法。皆さん、フリーランスは1度は通っているので、一通り、前から齋藤さんから聞いていってもらっていいですか。最初始める時に、会社員からフリーランスになるときに、何か、どんなこと、先ず不安でした?

齋藤:フリーランスになることに対する不安ですよね?

橋田:そうです。

齋藤:これからのキャリアとかじゃなくて。

橋田:最初に、自分がフリーランスになったときのことを思い出して、語って欲しいんですけど。

斎藤:やっぱり、一番あるのは、仕事あるのかなということです。

橋田:そうですよね。すごいシンプルにそうですよね。

齋藤:特に、Web系の会社とかスタートアップはそうでもないですけど、一般企業って、別にIT系だろうがそうでなかろうが、経験年数をすごく気にするんです。実際、この業界で経験年数、ほぼ意味ないんですけど、それでやっぱり、経験年数が当時3年だったんで、ちょっと浅いのよなっていうのは不安ではありましたね。

橋田:なるほど。なるときに、その解消法っていうところまで掘り下げたいんですけど。どういうふうに、それを解消しました?もしくは、もう、そこはメンタルだってエイヤなのか。それとも、お金を貯金したんで、長く耐えられるように、そういうところを準備したとか、そういうところはどうでした?

齋藤:そうですね。お金を準備すると言っても、会社員を3年しかしていないので、そんなに沢山お金があるわけではなかったです。多分、3、4ヶ月くらいしか無収入で生活できなかったと思います。で、やったことというと、私は最初、営業のエージェント会社、代行してくれる会社ってあるじゃないですか。レバレジーズ(レバテックフリーランス )とか。そこの会社でキャリアコンサルタントみたいな方がいらっしゃって、仕事の斡旋とか、どういう方向性でフリーランスとしてやっていきたいだとか相談を受けてくれるんですね。そこに先ず相談をしにいきました。

橋田:それで、コンサル的に話聞いてもらって、どういうふうにすればいいかっていうことを自分で見つけていったみたいな感じなんですかね。

齋藤:そうですね。Webだと、Webの仕事だと、比較的、経験年数とか気にしないケースが多かったので、そういう会社を先ず紹介してもらって、そこに常駐して、それを辞めて、なんやかんややってきたという感じです。

橋田:最初はそういうところに登録なり相談に行って、その後、常駐の仕事をそこからもらうというような。

斎藤:そうですね。コネがあるんだったら、それはもちろんいいとは思うんですけど、私は前職とのつながりがゼロなので。少しでもあるというんだったら、それを活用したほうがいいよなとは思います。

橋田:ありがとうございます。続いては小山田さん。お願いします。フリーランスになるときの話です。

小山田:もともとフリーランスになる気は全くなかった。私、実家が自営をやっていてですね、結構、自営業の難しさを見ていたので、もともと自営業って絶対なるつもりはなかったんですけど。ちょっと不安なポイントと話それちゃうかもしれませんけど、なろうと思ったきっかけとして、会社員って、どうしてもやる仕事って、これやりなさいって決まってしまうと思うんですよね。当たり前なんですけど。それが段々息苦しくなってきてしまっていて、やりたくなくなってきて。

選択肢として、フリーランスになれば、元々はやっていた領域の仕事と、やりたい仕事と、自分次第で選べるのかなって思って、フリーランスになったっていうのが元々きっかけとしてあって。その時に、とは言っても、なりたいなとは思って、考えないといけないポイントが結構あって。さっき言った、40超えているので、子供もいて、家は買ってないんですけど、賃貸なんで、とは言っても生活費が必要になってくるので。生活費は幸いずっとお金貯めていたので、最悪1年間無収入でも生きていけるぐらいは貯めていたので、そこの部分の不安は正直言うとなかったですね。

ただ、前ちょっとブログで書いたんですけど金銭的なところよりかは、結構、メンタル的な不安が結構多くって。社会的に結構孤立しちゃう感じ。昔、フリーターやってたときに結構あったんですけど、仕事がなくなった後に、全く社会との接点がなくなっちゃうことの不安が結構、昔、20代半ばほどにあって。フリーランスになろうと思ったときに、またそういうことが起こるんじゃないかなという不安は正直ありましたね。幸いはっしーとかともずっとつながってたし、Co-Edoも何回も来たので、そういうところで人のつながりもできていたので、最悪、何か人の縁を通じて社会とのつながりを持てるのかなというのがあったので、不安もあったはあったんですけれども、振り返っていくと、どうにかなるのかなという気がしたので。

ポイントはあったんですが、解消法としては元々色々活動をしていたので、ていう感じですかね。あと、私、フリーランスになったんですけど、前職は今の話ですけど、エージェントをやっていて、こういう人が来たときに、どういうことやってましたかとか聞く仕事をずっと7年間ぐらいやっていたので、今の経験年数の話はスゴイわかるところがあって、そういうところの会社の人間は、基本的に経験年数でしかみないので。私はそういうの嫌だったんで、自分でずっとコード書いていて、色んな人が来たときにも、対等にしゃべれるなと思ってずっとやっていました。下積みもありました。

橋田:小山田さんは、僕ももう3年ぐらいの付き合いになりますかね。最初出会ったときは、本当、おっしゃってた通りで、まさかフリーランスになると思っていなくて。それで、キャリアのカウンセリングとかをやっていますっていう話だったんで、そういう方の気持ちが分かる。しかも、コード書くのが好きで、趣味でひたすら自分のアプリとかコード書きまくってるっていうところから知ってたんで。そういう意味では、別に本業にしていなかったにしても、やれることやってるじゃんっていうのは、もう、すごかったです。次、菊本さん、お願いします。

菊本:僕、フリーランスは始めようと思って始めてないんですよ。というのが、最初から済みません。私もともと、NGIグループ、今、ユナイテッドっていう名前ですね。で、アドテクやってて、そこの技術部長やってたんですね。で、その後、「サービスやりたいです」っていって、ラボっていう部署を作らせてもらったんですよ。ただ、会社の合併などあったりでその部署が無くなって、それで辞めるという流れになって。

橋田:そういう流れだったんですね。

菊本:そうです。で、元々新規事業部やってたんで、色々スタートアップみたいなと思っていたんですね。で、とりあえずフリーランスやろうっていう感じですね。なので、僕の場合、嫁も子供もいて、嫁が専業主婦で、住宅ローンもあって、太陽光もあって。結構詰んでる状態だったんですね。

(会場笑)

橋田:すげえなって思います。本当に。

菊本:そうですね。で、貯金とか全部そっちに使っちゃったんで、貯金とかも無いんですよ。正直言って。ほぼ無しですよ。

橋田:普通の人、それで、多分、即、退職届出せないんですよ。そういう状況で。そこのメンタルとかっていうのがすごい気になります。

菊本:丁度そのとき、ワーク・シフト読んでたんですね。

(会場笑)

橋田:エイ・ヤーですね。

菊本:そうですね。ワーク・シフト読んでたタイミングでクラウドワークスが出てきたんですね。吉田さんともその辺でお会いしたことがあるんで。「もう、これ、変わるわ」っと思って。で、リスクヘッジの話もちょっとあとでしましょうか。

 

橋田:要は、「何とかなる」って思ったんですよね。

菊本:そうですね。僕にあったのは、有給1ヵ月半、それだけだったんです。その間に、仕事を見付けようと思って。色々、この後ちょっとお話しますけど、色々やって、色んなスタートアップさん向けに仕事を始めたっていう感じですね。あとはやっぱり、人と会って、僕よりやばいスタートアップの人が一杯いるので。

橋田:やばいってどういう感じですか。

菊本:お金的に。

橋田:お金的に、火を吹いてるようなスタートアップに一杯巡り合っていると。

菊本:そうですね。

橋田:プロミスさんにお世話になっているスタートアップに一杯巡り合っていますと。

菊本:そうですね。何とかなるかって言うのはね、ある程度楽観的に思っておかないと。そうですね、あんまり考えないことですね。

橋田:そういうメンタリティは僕も今会社初めて1年弱ぐらいなんですけど、すごいありますね。やっぱり、別に会社にしていようがフリーランスだろうが、今結局、個人の収支上がんないと終了なんで。そこは何とかしなければと思って動いて、3ヶ月に1回ぐらい不安になるっていう。それを乗り越えるたびに、ちょっと強くなったかなっていうのは、経験していくと、ちょっとずつあるかなとは思います。ありがとうございます。

菊本:勢いです。

橋田:勢いです。この後、準備の話とか出てくるんですけど、先に結論だけ言うと、多分、エイ・ヤーなんですよ。準備はあるんですけど、一番勢いのあるときにいったほうがいいですっていうのは、僕から伝えたいことです。

菊本:結婚と一緒ですね。

橋田:結婚と一緒です。はい。ありますね。結婚されてる方、この中にどの位いらっしゃいますか?半分ぐらいいますね。なので、経験として、色んなパターンあると思うんですけど、共感して頂ける方もいるかなと。というわけで、次のテーマ行きましょう。

----「フリーランスの方が自らの活動の中で、面白い仕事/会社に出会うためにしている工夫」につづく

「IT界隈のイベントスタッフという経験はいいよ!」という話

この投稿は「管理画面 Advent Calendar 2014」の4日目の記事です。

管理画面チラ見せ♡ナイトのスタッフを2回連続でやっています。橋田です。

Advent Calendar経由で初見の方もいると思いますので、軽く自己紹介します。
普段は今後ローンチ予定の「ペライチ」というWebサービスを作っています。

普段は茅場町コワーキングスペースCo-Edoというところにオフィスを構えてます。
そこでは有志でよくエンジニア向けのイベント・勉強会が行われていて、僕もたまに企画します。

今回は管理画面Advent Calendarの執筆を頼まれたのですが、
悲しいかな弊社のサービスはまだ世に出ておらず管理画面がないものですから、
ちょっと角度を変えて、イベントスタッフとして関わらせて頂いた経験から、
「IT界隈イベントスタッフという経験はいいよ!」というお話をしたいと思います。

管理画面を見たい思ったサービス

そもそも、管理画面チラ見せ♡ナイトは西小倉さんにスタッフ参加依頼されまして、
僕も沢山のエンジニアに出会えるということと、イベントの主催を結構やっていたのでノウハウがあるということで即答で承けました。

どこの会社の管理画面がみたいですか?って言われた時に、僕が推したのは以下の2社でした。

Wantedly:法人登録して使っていく中で、適切なタイミングで電話がかかってきたりと裏側のKPI絡みの数値管理・アラートを上げる仕組みがしっかりしてるのではないかと思っていました。

Cyta.jp:有安さんが昔イベントに登壇した時にチラ見せてしていた管理画面がすごそうだったからと、以前オフィスに遊びに行った時コールセンターがすごいなーと思っていたので、Webサービスとコールセンターなどの連携がどうなっているのか知りたかったからです。

この2社はすぐに登壇が決定しました。

イベントの裏側がわかる

イベント運営とサービス運営は似ていて、

どういう企画(サービス)で
どういう集客方法で
どれくらい人が集まって
来た人をどれだけ満足させるか

という一連の流れは変わりません。学ぶことがとても多いです。
スタッフをやることで全ての流れを把握するチャンスがあり、それを自分の糧とすることが出来ます。

今回だけでは無いのですが、特に面白いのはクローズドのFacebookグループでの

  • ネタ出しのやりとり
  • スタッフの役割分担

の工程です。

得意を活かせる

全ての人に役割が有るように、イベント運営にも役割分担があります。
たとえば、司会・受付・タイムキーパー・ブログ担当など。

そんな中、僕が仰せつかった役割は、、、


「横ヤリ」


1  【非公開】第1回 管理画面チラ見せ♡ナイト登壇者グループ


横ヤリ」ってなんだかよくわからない役割ですが、登壇者への質問があまりない時に質問をしたり場を盛り上げることに全力を注ぎました!
盛り上がったかな・・・?


スタッフの盛り上がり

「管理画面チラ見せ♡ナイト」はとても人気なイベントになっていまして、その一番の要因は

テーマ設定が良い

ことだと思うのですが、運営チームで関わる人数が多く、チームの盛り上がりの影響も大きいと思います。

スタッフチームの準備のためのFacebookグループが良い感じに盛り上がっていて、その温度感が伝わっているのではないかと思います。
※マジメな話しをすると、沢山の人が面白そうなイベントをFacebookでシェアしたら人集まりますよね?

スタッフキックオフ会などもあって、とにかくチーム感が良いですね。

終わった後に飲み会にいける

イベントの後は登壇者・スタッフでの打ち上げに参加しましたが、
チラ見せナイトの場合では、会場でチラ見せすら出来なかったWebサービスの「恥部」の話を聞けます。

恥部」なので、内容はここにも書けませんw 是非体験してください!

姉妹イベントもよろしく

来週「スタートアップツールチラ見せ♡ナイト」というのをやるのですが、そちらもよろしくお願いします!
※好評につき、既にキャンセル待ちになってしまっています。

今行っている事を100%信じ切ることができるか?

2週間ほど前に弊社で合宿に行ってきまして、そこで見たマネーボールという映画がとても良かったので書いてみました。

ブラピ主演のメジャーリーグを舞台にした、資金力が無い球団が強豪球団に勝っていく話です。スタートアップ界隈でも公開当時話題になっていましたね。

マネーボールとは

ものすごくザックリ言うと、

"選手の能力のうち、勝利に貢献する要素が高い(=出塁率の高い選手)かつ年俸が安い選手を中心に獲得して、勝率を上げていく戦術"です。

詳細な説明はWikipediaを参照ください。

競技は違えど、人・物・金が少ないスタートアップは、マネーボール的戦いを余儀なくされます。

今行っている事を100%信じ切ることができるか?

マネーボールの本質の部分はさておき、今日は一番印象に残ったシーンの話です。

マネーボール理論を実践するも試合に負け続け、心が折れそうになるシーンがあります。

その時の状況は

  • 監督がいうことを聞かず、マネーボール理論によってGMが獲得した選手を使わない。
  • その中で使っている選手についても結果が出ていない。

ブラッド・ピット演じる球団のゼネラル・マネージャーとその参謀の二人は結果が出ず、頭を抱えます。そして悩んだ挙句以下を実行します。

  • より徹底的に実行するため、監督が好んで使っている選手をトレードで他のチームに出す。

この決断は自分たちが「これでいける!」と思った事を、信じてもらえなかろうが批判されようがやり抜くというという意思表示であり、それを通じて結果を出していくことになります。

結果が出ていない駆け出しのスタートアップにとって、「何を信じて走ればいいのか」というのは大きな課題です。この映画からはそれを学んだ気がします。

それ以外にも、マネーボールは見どころが多いのでぜひ見てみてくださいね!

こちらも合わせてどうぞ!
SEO Japan - 映画「マネーボール」に登場する17のセリフに学ぶスタートアップの教訓

Techwave - 結局は情熱、「マネーボール」で読むスタートアップと組織の成長についての雑感 【増田(@maskin)真樹】

TechCrunch - DeNAが実践する「マネーボール」

取材を受けてわかったライフステージと起業のタイミング

この前の週末、"起業と嫁"がテーマの出版予定の本の取材を受け、インタビューをされたことを通じて今までの振り返りと整理が出来たので少し書こうと思います。


やりたい時がやりどきなんですが、、、

起業はやりたい時がやりどきとは言うものの、配偶者がいる方はそう簡単にも行かないでしょう。

ウチの場合「結婚する前に起業するって言われてたら結婚してなかったわー」だったのと「子どもが生まれてたら起業を許してなかったわー」とも言われたので、結果今しかないと言う決断は正解でした。今は結果的に結婚と経営を両立しています。

配偶者が居る場合にはシンプルに調整することが増えるので、いわゆる「夫婦力」が問われます。


どんな嫁ならいいのか?

ずばり、手に職を持っているか?

嫁が強調していたのはココでした。一番困るのは結局お金なので。

片方の収入に依存しないスタイルを実現できるならそれが良いのではないでしょうか?

僕がとにかくオフェンシブで嫁がディフェンシブなのでバランスとれてると思います。


夫婦でどんなポイントを話すべきか?

話し合いが出来て、妥協できるポイントを明確にできるかが大事です。

話し合いができること

まずは話を聞いてもらえる土俵に立ちましょう。伝えるべきは

  • 何故やりたいのか?
  • これから自分はどうしていきたいのか?

嫁はビジネスのことは僕ほど詳しくないので、とにかくわかりやすく何度も、説明しました。

伝えるポイントは「熱意」ともしいっしょにやる人がいれば「」です。ココだけはビジネスがわからなくても理解してもらえる可能性があります。


妥協ポイントを明確に

よく話し合って、お互い妥協できるポイントを明確に。

ウチの場合は「僕が生活費を必ず入れる。」「土曜日は休み。」の2つに収まりました。


その他起業にあたり良かったポイントを列挙(そのうち別で書くかもです。)

  • ひたすらちゃんとお金の話をした。
  • これからのライフプランについて話し合えた。(子どもはいつ?とか)
  • 嫁の両親が応援してくれた!これは想定外でした!
  • (家族のことじゃないけど)前職の上司にはずっと前から言っていて相談に乗ってもらっていた。


とにかく思い立ったら早めに、わかりやすく、伝える努力をしましょう!